故あって、これから、映画『幕が上がる』について語ります。(小川志津子)

観たのは自宅で、本業のための参考資料としてでした。
1回観て、もう一度観て、なんだろう、
うまく言葉にできない気持ちになりました。

私には、この映画が、「面白い」のかどうかわからない。

高校時代、私は写真部員でした。
部室は演劇部の隣で、仲がいい友人も演劇部に多くいたから、
ほぼ、部員みたいなつき合いをしてました。

でも、私は部員には、最後までならなかったのです。

それはもうちっちゃい頃から、
欲しいものやなりたいものを、はなっから、
自分で自分に禁じてた気がします。
お料理部に入りたいけど人数多いから図工部にしようとか、 
文章書くの好きだけど凡人はシューショクしなきゃとか、
取材させてもらったお芝居の感想を本人に伝えたいけど、
楽屋へ行くのはご迷惑だろうからさよなら元気でね(←念力)とか。

だけど、というか、だから、というか、
この映画を観終わったときに襲われたのは、

「私はこの青春を通ってこなかった」という空洞感。
 
思えば私は、この道を腹決めて歩こうと思って歩いた試しがなかった。

だから主人公が最後に至る「自分はここにいることを許されている」感が、
わからない。味わったことない。 この年になっても!

そんな超個人的なスバイラルを思い返してしまうから、
私はこの作品を、映画として、語ることができないのです。


……とまあ長い長い前置きになりましたが!
私ひとりではできないことでも、B学校でなら可能なのです!

前回『アメリカン・スナイパー』で好評を博しました「あれ観た?」コーナー、
次回は『幕が上がる』に迫ります!

映画美学校の支柱ともいうべき監督講師と、
「アイドルを撮る」ことに真摯に向き合ってる監督講師、
そしてそれこそ腹決めて演劇やってる演出家講師に、

あの映画に映っているものを、
大いにかじりついてひっぺがしていただきます!

もちろんネタバレ満載!

来週ごろにはお読みいただけると思います。

がんがん言いふらしてくださいねー!