『スター・ウォーズ フォースの覚醒』を語れ!保坂大輔・千浦僚・内藤瑛亮・冨永圭祐
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保坂大輔 1977年生まれ。脚本家。作品に『ラビット・ホラー』、『貞子3D2』など。『スター・ウォーズ』にはハマらなかったが、『ハリー・ポッター』にはハマり、グッズもかなり集めた。
千浦僚 1975年生まれ。准無職の映画感想家。「映画芸術」「キネマ旬報」などに寄稿。基本的に『スター・ウォーズ』という映画は1977年から1983年に世に現れた三本のシリーズしかない、という姿勢でしたが、2015年のこれは四本目だと認識してます。
内藤瑛亮 1982年生まれ。映画監督。作品に『先生を流産させる会』『ライチ☆光クラブ』『ドロメ』など。『SW』過去作を1本も観ずに、「エピソード7」を鑑賞。
冨永圭祐 1983年生まれ。『ライチ☆光クラブ』で間もなく脚本家デビュー。幼少の頃、『スター・ウォーズ』のライトセーバーはビームサーベルのパクリだと信じてやまなかったが、『機動戦士ガンダム』の方が後発だと知った時、大人の階段を上り始めた。
『スター・ウォーズ フォースの覚醒』にジンセイを考えるのココロだー!(局長オガワ)
『岸辺の旅』から見えたもの【全編】高橋洋・菊地健雄・小出豊
今回の「あれ観た」作品は、黒沢清監督の最新作『岸辺の旅』。映画美学校のキーパーソンの一人である黒沢監督とその作品について、3人の男たちが大いに語る。このコーナーではもはや説明いらずの最多登場・高橋洋。映画美学校OBにして映画批評誌「シネ砦」の団員でもある小出豊。そして黒沢監督の助監督として、この映画の誕生と成長を見届けた男・菊地健雄。長年の黒沢清ウォッチャーによる座談会、スタートです。
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大人は『バクマン。』にセーシュンを見るのか【全編】高橋洋・村井さだゆき・田中幸子
ちょっと思い切った試みだった。イケメン主演の青春映画を、わりと辛口な映画美学校講師陣に見せる。しかしこの取り合わせが、意外とうまくハマったことが座談会開始5分にして知れてびっくり。10月23日に開講を迎える脚本コース初等科の講師陣が、『バクマン。』を徹底解剖します。※ネタバレ全開です。ご注意ください。
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高橋洋
脚本家・映画監督。昨年の『映画の生体解剖ビヨンド』に続き、今年もカナザワ映画祭用に『ビヨンド2』作りました。一種のフッテージ・モンタージュ。映画の編集をやるたびに、動体視力が上がって大概の映画がタルく見えて困る。
村井さだゆき
脚本家。『パーフェクトブルー』『千年女優』。シリーズ構成作品に『シドニアの騎士』他。高校時代は、高橋さんと同じように、夏休みずっと映研で自主制作の映画作ってました。
田中幸子
今年度から講師を務めさせていただいておりますが、時々映画美学校に入学したような気分になってしまいます。先輩講師陣の迫力に、ふと、背筋が凍ることも。とはいえ、少しづつリラックスできるようになりました。
あなたは『野火』に何を見たか【全編】松井周・千浦僚・市沢真吾・内藤瑛亮・星野洋行
「戦争を知らない子どもたち」の、さらに子どもたちが『野火』を語る。アラフォー(松井・千浦・市沢)とアラサー(内藤・星野)が雁首そろえて。映画を評するためというより、私たちはただ『野火』に何を観たのかを照らし合わせるために集まった。初見以来、当ブログ編集局長の長すぎる念願を叶えてくれた5人に深く感謝しつつ、その模様をここに残します。
【松井周】1972年東京生まれ。劇作家・演出家・俳優。1996年、俳優として劇団青年団に入団。俳優活動と共に劇作・演出家としても活動を始め、2007年、劇団サンプルを立ち上げる。2010年『自慢の息子』が第55回岸田國士戯曲賞を受賞。2015年10月8日〜18日早稲田小劇場どらま館において最新作『離陸』を上演
【千浦僚】1975年生まれ。関西で幾つかのミニシアターのスタッフを務めたのち02年に上京。2010年まで映画美学校試写室上映担当。11年から14年まで映画館オーディトリウム渋谷スタッフ。初めて見た塚本作品は、高校生時代に「鉄男Ⅱ」(@神戸朝日シネマ)。自ら素材を扱って映写したことのある塚本作品は「妖怪ハンター ヒルコ」「ヴィタール」「妖しき文豪怪談 葉桜と魔笛」「電柱小僧の冒険」。好きな塚本作品は「六月の蛇」。
【市沢真吾】1977年生まれ。映画美学校フィクション・コース1期生、映画美学校事務局。映画に出てくる「日本兵」。そのイメージで一番記憶に残っているのは、テレビでやっていた「どっきりカメラ」。ゴルフ場に「戦争が終わった事を知らない日本兵(たしか小野ヤスシ)」が潜んでいて、銃を持ってゴルフ客を襲う、みたいな内容だった。80年代、まだ横井庄一さんのイメージがうっすらと残っていて、それがギャグになっていた。
【内藤瑛亮】1982年生まれ。愛知県出身。映画美学校フィクションコース11期生。初等科で『牛乳王子』、高等科で『先生を流産させる会』を撮りました。同期と一緒に脚本を書いた『ライチ☆光クラブ』が第20回釜山国際映画祭でワールドプレミア上映です。
【星野洋行】フィクション・コース第12期修了。フィクション・コース ティーチングアシスタント。撮影部。最近ぎらぎらしてない。
フィクション・コース第18期修了記念座談会2〜上映予定ではなかった人たち【全編】
終わるやいなや、一人が言った。「よく考えたら、失礼な座談会ですよね(笑)」。おっしゃるとおりです。前回掲載した「フィクション・コース第18期修了記念座談会〜上映予定の人たち」に対して、今回招集したのはずばり「上映されなかった人たち」。けれどフタをつついて見たら、出るわ出るわ実感の数々。映画美学校受講生や、受講予定生(?)、さらにその予備軍だけじゃなくて、なんかもういろんな人たちに言いたい。映画美学校では、こういうことが起こっちゃうんです!って。(取材・構成:小川志津子)
登壇者
穐山茉由
今津祥
新原良兵
中根裕美
吉原裕幸(以上フィクション・コース第18期修了生)
◆
星野洋行(フィクション・コース ティーチング・アシスタント)
フィクション・コース第18期修了記念座談会!〜上映予定の人たちの巻【全編】
映画美学校史上初の試みだ。今年、フィクション・コース初等科第18期生たちは、1年間の総まとめとなる修了作品として「全員1本ずつ撮る」ことに挑んだ。そしてその中から7つの作品が、8月29日の上映会で上映される(18時半からユーロライブにて。予約不要! 誰でも入場OK!)。http://www.eigabigakkou.com/news/info/5249/
今日はその7名に、根掘り葉掘りいろいろ聞く日なのである。(聞き手:星野洋行(ティーチング・アシスタント) 構成:小川志津子)
登壇者:(左から時計回りに)
市川昴一郎『俺』
宇土ゆかり『イノセント』
鈴木拓実『あとはこの坂を下りるだけ』
竜口昇『The Boxing』
藤倉麻子『アチラグァ コチラグァ』
宮城伸子『ハートをこじあけろ』
(伊藤資隆 欠席)
『野火』を観ました。(局長オガワ)
「解説」はできません。
「評論」もできません。
でもその日、私が見た風景を、なかったことにすることもできません。
塚本晋也監督の最新作『野火』。
勇気をふるって観てきたので、その感想文をここに残します。(局長オガワ)
『ラブ&ピース』と園子温を語る!【3】高橋洋・鈴木卓爾・千浦僚・石川貴雄・若栗有吾
『ラブ&ピース』と園子温を語る!【2】高橋洋・鈴木卓爾・千浦僚・石川貴雄・若栗有吾
『ラブ&ピース』と園子温を語る!【1】高橋洋・鈴木卓爾・千浦僚・石川貴雄・若栗有吾
この顔ぶれで、園子温を語るということ。
そのことの意味をまるで知らずに企画したわけだけれど、
実はすごいことだったんではないかと、終わってみて、もぞもぞしている。
園とは2歳違い、自主映画界の中でも別のフィールドで映画作りに励んでいた高橋洋。
80年代から90年代、園と近しく映画作りに取り組み、『うつしみ』(99年)に主演している鈴木卓爾。
大阪のミニシアターと映画美学校の試写室で、園作品をいくつも映写していた千浦僚。
そして、映画美学校で映画の何たるかを叩きこまれた修了生・石川貴雄と若栗有吾。
それぞれの目で観た、それぞれの園子温と、それぞれの『ラブ&ピース』について、
話したい人が話したいだけ話す3時間のスタートです。
(※ネタバレを含みます。観てからのご一読をおすすめします!)
【高橋洋】
脚本家・映画監督。1959年生まれ。脚本作品は『リング』シリーズ、『おろち』など。監督作品は『ソドムの市』『恐怖』『旧支配者のキャロル』。去年書き上げたオリジナル・ホラー脚本が年内にインできるか…。
【鈴木卓爾】
映画監督・俳優。1967年生まれ。監督作品『私は猫ストーカー』『ゲゲゲの女房』『楽隊のうさぎ』他。映画美学校アクターズコース1期高等科のメンバーと制作した、新作『ジョギング渡り鳥』が、2016年公開待機中。
【千浦僚】
退役映写技師。食い詰め映画ライター。1975年生まれ。初めて観た園子音映画は『部屋 THE ROOM』。『桂子ですけど』『自殺サークル』『奇妙なサーカス』『恋の罪』『男の花道』(の部分)、を映写したことがある。
【石川貴雄】
1977年生まれ。映画美学校フィクション・コース第13期初等科修了生。アクターズコース第2期TA(ティーチング・アシスタント)。自身のテーマソングとなる渾身の一曲を作りたい。
【若栗有吾】
1986年生まれ。映画美学校フィクション・コース第15期高等科修了生。
高等科修了制作品「なんのすべもなく」を監督。現在公開に向けて準備中。最新作は模索中。
【投稿】穐山茉由(18期フィクション初等科)「何を得たかと言われたら、色々あるけど、『映画を作る仲間』と思う。」
フィクション ・コース初等科は今、「全員が撮る」修了制作を完成させたばかり。 提出を終えた穐山さんが、この1年間に映画美学校フィクションコース初等科で学んだ実感を伝えてくれています。
彼女の作品が上映される機会があったら、ぜひ観てください!
9月9日開講のフィクションンコース19期初等科は、現在、受講者を募集中。
http://www.eigabigakkou.com/course/fiction/outline/
今年は例年より受講申し込みの出足が早いそうです。
次回ガイダンスは7月18日(土)とのこと。
定員に達し次第募集を締め切るそうなので、受講を考えている方はお早めに!
<前列左から2人目が穐山さん>
深田晃司・三宅唱対談「撮り続けること」完全採録(4)
こういう席ではわりと珍しいことに、
すんなりと手が挙がった質疑応答の模様をお送りします。
深田晃司・三宅唱対談「撮り続けること」完全採録(3)
先人を見て、後輩のことを考えて、
今を生きる映画人たちは自問します。