はいどうもご無沙汰の更新です。
先日、映画美学校で「ショーケース」というイベントがありましてね。
講師陣による対談とか修了生の上映とか盛りだくさんでして、
B学校でも近日、深田晃司☓三宅唱対談の様子を、
まるっと採録して掲載いたしますが、その模様を、
伝説の事務局員! 市沢真吾さんが、
Facebookで素敵に語っておられたので、
許可を得ましてここにも掲載いたします。
深田さん三宅さんが語ってたことにつられて、
ひょっとしたら市沢さん自身の実感に基づく理解が、
ここに書かれているような気がします。
本文掲載は近日! 震えて待て!
(局長オガワ)
7/5は、映画美学校ショーケースでした!
下記の通り、
http://www.eigabigakkou.com/news/info/4951/
いろいろと盛り沢山のプログラムであったのですが、
ここでは、ちょこっとそのレポートを。
深田晃司×三宅唱、二人の修了生によるトーク。
トークをきいて気づいたんですが、実は二人の共通点がありました。
「選ばれるのを待つのではなく、自分で撮る」という選択をしたことです。
二人が受講生だった頃は、初等科でも「修了作品を撮る人の選考」があり、
そこで選ばれた、限られた人のみが監督していた(今は、初等かでは全員が撮っています)のですが、二人とも、そこでは選ばれなかったのです。
深田さんは、そこで激しく落ち込みました。
また、まわりにも落ち込んでいる人が結構いました。
そんな中で、選ばれなかったけれども、飄々と、一本映画を作ってしまった人がいて、
そこで、「あ、なんだ。選ばれるのを待つんじゃなくて、自分で撮ってしまえばいいんだ」と思ったそうです。
そういう意味では、似たようなことを三宅さんもしていて、受講生時代に「ビデオ課題」として提出した映像をつなぎあわせて、一本映画を作った。
それを映画祭コンペに出し、今回上映する「やくたたず」へとつなげていったそうです。
何かを待つのではなく、自分でアクションすること。それが大事だと。
それで、撮ってみると、「映画って、お金がかかるな~」ということが身にしみて分かる。
一本の映画を作る事は、色んな人のボランティア、もっと言うと「色んな人に迷惑をかけて」成り立っている事に気づく。
そういう人たちに、やっぱりちゃんとお金を払いたいな。
そういうところから、「映画とお金」ということを、自分の実感で考えるようになったそうです。
三宅さんは、愛知芸術文化センターから助成を受け「THE COCKPIT」を作り、「予算の規模に見合った、題材・映画の作り方」を模索した。
深田さんは、「独立映画鍋」という、インディペンデント映画作家を応援するNPOを共同で設立。海外と比較すると、日本の映画を取り巻く環境が、どれだけ特殊か、ということを知り、その改善にむけて動いている。
それぞれに、「映画とお金」についてどう取り組むか、模索している最中で、それは今回のテーマである「撮り続ける」ことを実例を持って示しているな、と思いました。
先日、映画美学校で「ショーケース」というイベントがありましてね。
講師陣による対談とか修了生の上映とか盛りだくさんでして、
B学校でも近日、深田晃司☓三宅唱対談の様子を、
まるっと採録して掲載いたしますが、その模様を、
伝説の事務局員! 市沢真吾さんが、
Facebookで素敵に語っておられたので、
許可を得ましてここにも掲載いたします。
深田さん三宅さんが語ってたことにつられて、
ひょっとしたら市沢さん自身の実感に基づく理解が、
ここに書かれているような気がします。
本文掲載は近日! 震えて待て!
(局長オガワ)
7/5は、映画美学校ショーケースでした!
下記の通り、
http://www.eigabigakkou.com/news/info/4951/
いろいろと盛り沢山のプログラムであったのですが、
ここでは、ちょこっとそのレポートを。
深田晃司×三宅唱、二人の修了生によるトーク。
トークをきいて気づいたんですが、実は二人の共通点がありました。
「選ばれるのを待つのではなく、自分で撮る」という選択をしたことです。
二人が受講生だった頃は、初等科でも「修了作品を撮る人の選考」があり、
そこで選ばれた、限られた人のみが監督していた(今は、初等かでは全員が撮っています)のですが、二人とも、そこでは選ばれなかったのです。
深田さんは、そこで激しく落ち込みました。
また、まわりにも落ち込んでいる人が結構いました。
そんな中で、選ばれなかったけれども、飄々と、一本映画を作ってしまった人がいて、
そこで、「あ、なんだ。選ばれるのを待つんじゃなくて、自分で撮ってしまえばいいんだ」と思ったそうです。
そういう意味では、似たようなことを三宅さんもしていて、受講生時代に「ビデオ課題」として提出した映像をつなぎあわせて、一本映画を作った。
それを映画祭コンペに出し、今回上映する「やくたたず」へとつなげていったそうです。
何かを待つのではなく、自分でアクションすること。それが大事だと。
それで、撮ってみると、「映画って、お金がかかるな~」ということが身にしみて分かる。
一本の映画を作る事は、色んな人のボランティア、もっと言うと「色んな人に迷惑をかけて」成り立っている事に気づく。
そういう人たちに、やっぱりちゃんとお金を払いたいな。
そういうところから、「映画とお金」ということを、自分の実感で考えるようになったそうです。
三宅さんは、愛知芸術文化センターから助成を受け「THE COCKPIT」を作り、「予算の規模に見合った、題材・映画の作り方」を模索した。
深田さんは、「独立映画鍋」という、インディペンデント映画作家を応援するNPOを共同で設立。海外と比較すると、日本の映画を取り巻く環境が、どれだけ特殊か、ということを知り、その改善にむけて動いている。
それぞれに、「映画とお金」についてどう取り組むか、模索している最中で、それは今回のテーマである「撮り続ける」ことを実例を持って示しているな、と思いました。
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