現役のフィクション18期初等科生・穐山茉由(あきやままゆ)さんからの投稿です。
フィクション ・コース初等科は今、「全員が撮る」修了制作を完成させたばかり。 提出を終えた穐山さんが、この1年間に映画美学校フィクションコース初等科で学んだ実感を伝えてくれています。
彼女の作品が上映される機会があったら、ぜひ観てください!

9月9日開講のフィクションンコース19期初等科は、現在、受講者を募集中。
http://www.eigabigakkou.com/course/fiction/outline/
今年は例年より受講申し込みの出足が早いそうです。
次回ガイダンスは7月18日(土)とのこと。
定員に達し次第募集を締め切るそうなので、受講を考えている方はお早めに!

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<前列左から2人目が穐山さん>

映画美学校フィクションコース18期初等科のあきやまです。
18期はちょうど各々の修了制作を撮り終えたばかり。
修了制作の準備を始めてからあっという間の半年でした。
振り返るとこの美学校生活はものすごく濃密で、楽しいことがたくさんありすぎると同時に死ぬほど辛かったり、(同期の中でもちょっとだけ長い)人生を振り返ってもこんなにジェットコースターで駆け抜けた感じは初めての体験でした。

この18期から修了制作は皆が監督として撮れるシステムに変わりました。
以前までの監督が選出されるシステムを体験してないので比較できないけれど、率直に面白かったことと辛かった思い出を書き出してみます。

まず、何がしんどかったかというと、決められた期間の中で自分の作品を監督として進行しながら、他の作品のスタッフをやるので、スケジュール的・体力的な問題が。
これは、本人のやり方次第なんですけどね。やっぱり同期の作品も本気でやりたいから、キャパを超える瞬間が何度か訪れました。。
もしこの期間、一つの作品だけに集中できたら、また違った作品ができていたような気もします。

これだけたくさんの人が同時に映画を作っていると、ハプニングも続出します。
役者関係・ロケ地関係のハプニングは、ある程度想定できるようになりました・・。汗
(ロケ地と言えば、今回私の家を貸す機会が多くて、近所で「最近この辺で撮影が多いな」と噂になりました。笑)

でも結局この辛さがあっての面白さなんだと思います。
辛いと思っていたハードスケジュールも、結局は毎週のように撮影があることが楽しくて仕方なかったし、
修了制作を撮り終えた今、抜け殻みたいになりそうな自分がいます。

先輩達からしたら大した技術じゃないけれど、修了制作が始まった4月から比べても、撮影をこなす毎に皆がレベルアップしていた気がする。
映画を作るということは一人じゃできないんだということを痛感して、仲間で作品をレベルアップさせようとしていたのは、これまでの課題や実習を経て辿り着いた結果かもしれません。

映画美学校では、年齢もばらばらで、会社員の私にとってみたら普段出会わない類の人達と出会い、刺激し合いながら、共通の「映画を作ること」をするという体験ができる。
とりあえず、何を得たかと言われたら、色々あるけど、「映画を作る仲間」と言うと思う。

18期は喧嘩もあんまり無かったし(私が同期のI君にマジギレした事ぐらいだろうか)、この期は女性監督のキャラが強いので振り回された人も沢山いるだろうけど、それもネタとして楽しんでたような。

なんだか真面目に書いてしまったけど、映画を作ってる限りは、たぶんいい歳してもずっと、大人の青春をしていられる気がする。(恥)

感想文みたいになってしまいましたが、まだ初等科は続いているので、おもしろエピソードを思い出したらまた投稿しますm(__)m

F18 あきやま

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